脱力感

今朝はいつもに比べ寝起きが良かった。
昨日飲んだ酒がまだ抜けきってないのかどうかは定かでないが、いつもならぐだぐだの朝なのに素早く用意でき、たまには早めに会社に行くかと家をでてみた。朝のすがすがしい木漏れ日を感じながら、いつになくさわやかに駅着。

ところが、これを偶然というか、それとも必然と言うべきか、こういう日に限って電車は止まっているもんであって、実に30分程駅で待たされる訳である。

しかし今日の僕はさわやかので、まあ、遅延証明もらって堂々と遅刻できると前向きに解釈した訳である。ただ今日の電車の混み具合は人生で最大級であった。
ところで満員電車って、世の中の男性陣は結構大変じゃないかなと思う。
少なくとも僕はチカンに間違われないように手のポジションきおつけたりとか。

今日もそんなこんな考えたりしたが残念ながら(笑)今日の僕の前は太った男性。
先に述べたように今日の混み具合は人生で最大級な訳で、肩から下げたトートバックは今自分で持っているかどうか確認出来ない位の込みようである。
やはりそんな混み具合だと太った方のTシャツは湿っている訳で、その湿った感が僕に直撃。さらに太った方の鞄の肩紐の金具が僕の腕の指圧点にピンポイントで食い込んでいたり、自分の手のポジションがチカンに間違えられないポジションにキープされていた為、自分のみぞおち直撃でとても自虐的だったりとか。

極めつけは隣の女の子。かわいい顔して平然とエルボーを複数回に渡ってかましてくる。
何かを取り出そうと、エルボーかましてくる女の子が取り出したのは携帯。でもってメールしている。
再三言うが、今日の混み具合は人生で最大級な訳で、何故こんなに混んでいるのにメールを打たなければならないのか、もしくは打ちたいのか不思議でしょうがなかった。さらにその内容は

「電車混んでるよ〜(T_T)」

そんな内容をリアルタイムで知りたい奴がどこにいるんだ。
どうせメールするなら、昨日の筑紫哲也が〜とか書いてくれた方がよかった。というかそれなら全然許せる。
とまあ1ヶ月に1度あるかないかのさわやかな朝も、電車降りる頃には仕事終わったかのような脱力感で、仕事を迎えた今日の朝であった。