感謝の意

誰もいない休日を過ごすことは久々だったが、仕事と酒で限界だった体力を回復するため、昼に起き、飯を食い、昼寝をして、飯を食い・・・、みたいな絵に描いたような体たらくな一日を過ごしてみた訳だが、さすがにこのまま本日を終らせるのはもったいないと一念発起し、先日実家より持って帰って部屋の隅に放置していたアルバム等々の整理をしてみた。

今でもそうだが、写真とかもらった手紙とか、そういう思い出の品々を捨てたりするのは、今まで生きてきた自分の記憶を消す作業になりそうで、そうなるとそれはそれでとても寂しいので、その殆どを取っておいたりしている。中にはどこで拾ったかわからない石や鈴木あみの切り抜きまで、その数は凄まじいものであるが、もうすぐ生まれる子供の事や、引越しの事を考えると、さすがに整理しなければとおもった訳である。

その作業の中、当時バイトで一緒だった友達からもらった手紙があり、正直何故この手紙をもらったのか忘れていたので改めて読み返してみた。
手紙の内容は、その当時人間関係でごちゃごちゃしていて、手紙の送り主はバイトを一時辞めた形となった訳だが、そのごちゃごちゃした最中の心境や私に対しての感謝の気持ちが述べられていた。

思えばこのところ、仕事、妻のこと、子供のこと、家のことetc、自分が責任を持ってやらなければいけない事が沢山あり、毎日その場しのぎでどうにか過ごして、もちろんたまたま今がそういう時で、この問題を乗り越えなければいけないのは仕方がないというか、当たり前なのだが、それでも何かそういう日々を過ごしていると自分自身に余裕がなくなっていく。




当時の情景と私。
今の状況と私。


どちらも私であることに変わらないし、これからも私であることに変りはないのだから、どんな状況でも、昔も今もこれからも、少しでもいろんな人に感謝される存在でありたいと思った。そして、今までの人生で出会った人に、こちらこそありがとうと伝えたい。


今頑張り過ぎているあなたへ。思い出の振り返り、お勧めします。