藤沢ランデブー

人生で初めて「出張」なるものを経験した。


その地は「藤沢」


普通に神奈川県藤沢市。都内近郊と言えば近郊なので、出張と言わないかも知れないが、僕の中では片道2時間かかれば十二分に「出張」扱いとなる。


藤沢に朝8時集合のメールが届いてから、マジかよの想いが30秒、前日は休みだと31秒目に思い出し、32秒後には「前乗り」が決定し、5分後には会社PCより「東横イン」に予約していた。


そもそも神奈川と僕の関係はとても薄く、神奈川は「横浜」でみたいなイメージしかないし、「箱根」って言ったら僕の中ではもはや「箱根県」なので「平塚」だの「藤沢」などは正直どんな街の規模なのかも想像つかない訳である。


もうそりゃハイテンションで迎えた出張前日。次の日の仕事とかはかなりどうでも良くって、2時間程「藤沢」を僕は徘徊していた。思ってたよりずっと大きくて、丸井とか東急ハンズとかいろんなビルが雑居しているんだけど、江ノ電とか走っているあたりが僕的には、都会の喧騒が感じられなくて良かった。


東横イン」へチェックインしたのは21時位。


実は前に乗りを断行したもう1つの理由が「東横イン


開店日がちょうど前日泊とかぶっていて、誰も使っていない新品のベットやシャワールームやらトイレなどを満喫する自己満足浸る事ができるなかなかないチャンスであった。



興奮と熱狂の街「藤沢」+「出張」という響き。


2時間徘徊した時に見つけた「1STレッスン」へ¥8000円、セブンイレブンで酒をしこたま買い込み、新品のベットのシーツは朝パリパリだった気がする出張当日の朝であった。