日本の象徴

とりあえず富士山登ってきた。

日本一高く、それは日本の天皇と並んでもはや、日本の象徴とも言える存在。


会社の友人5人と挑んだ訳であるが、その計画はあまりにも無謀だったといえる。

まず日程。
8日夜出発だった訳だが、当然その日は全員仕事。
河口湖着いたら、夜の2時だったわけで、睡眠時間2時間で登山開始。
友人Sに関して言えば、仕事→巨人対阪神戦→冨士山みたいな流れで、日本の象徴をなめきってる訳である。


そんな僕も、登山の現実は全く知らない訳で、とりあえず登山ブーツは、これからも履けるようなかっこよさ目のニューバランス(新品)。動いたら暑いと思い、ジャージ(高校使用)。リュックはイトーヨーカ堂使用。


そんなんで30分で靴擦れ。だいぶ痛いわけである。

登山開始1時間30分。ようやく着いたが6合目。この時点でげんなりなのだが、富士にはきちんと休憩ポイントがもうけられているのである。
ここで1つ知った事がある。

トイレ有料なのです。
しかも水洗トイレでなく、いわゆるボットン。
日本の象徴は、垂れ流しな訳である。


登山開始4時間ようやく7合目到着。
腹減りも頂点に達したので、ご飯を食べる事になった。
カップラーメン¥700

さすが、¥700するだけあって相当うまかった。

これは後から知ることになるのだが、実は7合目は、頂上より食べ物、飲み物共に値段が高いのである。頂上でカップラーメン¥600だった。

恐らく7合目あたりで食事休憩する人達が多いのであろう。
見事な経営戦略である。


登山開始6時間ようやく8合目着。
体力的にかなり限界である。


そんな中、小学生位の男の子が、疲れも見せず、元気よく下っていたり、60才位のおじいさんが普通に遙か彼方を指さして「あれ頂上だよ」。さらには諸外国の方に至っては、「日本の富士小さいネ」と言わんばかりにマウンテンバイク担いで登っちゃってるわけである。


何故か、自分たちの疲れ具合が間違ってるような気がしてきた。
疲れてないのか?と思い歩いてみる。
いや、やっぱり足が痛くてしかたない。
こんなんで、果たして僕たちは頂上までたどりつけるのであろうか。